中在家長次夢
『二度目の鼓動』
十八話
「七日目」その二
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隣の気配が、ざわりと動いた。それまで黙って雑渡さんの話を聞いていた長次が、勢いよく立ち上がる。その鋭い殺気に息を飲んで、咄嗟に腕を伸ばして止めようとした。 「待って長次、なにを──」 声をかけた瞬間に腕を振り払われ、後ろの薬箪笥に勢い良く叩きつけられた。背を打つ痛みに、一瞬息が出来なくなる。手加減の欠片もない、本気の力だ。 駄目だ、止めないと。痛みを堪えて身体を起こそうとしたとき、長次はもう医務室を出ようとしていた。そのまま戸に手をかけようとする長次の前に、ふっと黒い影が遮る。 「今の話で怒るってことは、もしかして君が中在家君かい?」 雑渡さんの問いに、長次はなにも答えない。ただ、行く手を阻む相手を睨み付けている。六年間長次と共にいた僕でさえ、今までほとんど感じたことがない怒気だ。 雑渡さんは長次の顔を見て、「なるほど」と他人事のように軽く頷いた。 「確かに、脅すにしろ殺すにしろ傀儡にするにしろ、君よりはあの子のほうが遥かに楽に扱えるだろうね。もし私が同じ立場でもそうする」 ぞくりとした。雑渡さんの火に油を注ぐ言葉に、後ろからでも長次の殺気が膨れ上がるのが分かる。慌てて駆け寄ろうとしたとき、雑渡さんの手が、僕に向けて小さく動いた。来るな、と示すように。 「……どけ」 「別に構わないけれど、それで君はどうするんだい? 福富屋に殴り込みに行く? あの子を殺そうとした忍者を、君の手で殺しに行く?」 長次はやっぱり、なにも答えない。だけどその獰猛な殺気は、明らかに雑渡さんの問いを肯定していた。雑渡さんは物珍しそうに長次を見た後、ふっと嘆息した。笑うように。 「君には無理だ。あの男が君を直接襲わなかったのは、万が一にも失敗出来ない仕事だから、ただそれだけだ。玄人忍者が、君みたいな一見習いになんとか出来ると思っているのかい? 君は六年間ここにいて、そんなことも学ばなかったのか」 「そうだよ長次、雑渡さんの言うとおりだ。とにかく落ち着いて……」 「うるさい」 声は大きくなかったけれど、酷く突き放したものだった。でもこのまま長次を行かせられない。 「ねえ長次、頼むから……」 「っ──」 業を煮やしたのか、長次の手が素早く動く。その手が縄標を繰り出す瞬間に、雑渡さんの手が長次の腕を阻む。ぎり、と顔を歪める長次から僕へと視線を移し、雑渡さんは軽く首を傾げた。 「どうする、伊作君」 「止めてください!」 「だそうだ。ごめんね」 雑渡さんの拳が動いた瞬間、長次の身体が崩れ落ちた。それを追って、縄標が軽い音を立てて畳の上に転がる。あれだけ濃厚だった長次の殺気は、もう霧散している。腹を殴って気絶させたのか。 長次に駆け寄り、様子をみる。気を失っている以外には異常がないようだったので、ひとまずほっとした。 「縛っていたほうがよくないかい? 体格がいいからすぐに目を覚ますだろう」 「いえ、長次はもともとすごく冷静なんです。今は、一瞬頭に血が昇っただけだと思います」 長次から縄標を離して、楽に眠れる体勢へと動かした。意識が落ちている今も、長次の顔色はかなり悪いし、疲弊しきっている。手も冷えていて、計っている脈が途切れがちだ。本当ならこのまま、深く眠っていて欲しいけれど。 「伊作君、君は大丈夫かい? 背を強く打っていただろう」 「あ、はい。大丈夫です。すみません、お手数をおかけしてしまって……」 言われてようやくにそのことに気づいたけれど、箪笥の金具に当たった箇所が少し痛むくらいで、問題はない。 「そうか。……じゃあ、このままだとややこしいことになりそうだし、今日はこれで失礼するよ。またね、伊作君」 「あ、待ってください、雑渡さん!」 医務室の戸を開けようとする雑渡さんを、慌てて引き止めた。なんだい、と僕を見下ろす雑渡さんの、その片目を見上げる。 「を助けてくださって、ありがとうございました」 ゆるりと、雑渡さんの瞳が瞬いた。 「長次が失礼なことをしてしまったこと、許してやってください。長次もあなたにを助けてもらったことは、ちゃんと理解しているんです。でも、ちょっと混乱して」 「もしかして君は、私が善意であの子を助けたと思っていないかい?」 続けようとした言葉は、雑渡さんに遮られた。雑渡さんは戸から手を離して、僕を振り返る。その瞳が、呆れた色をしていた。 「幾度も言ったが、もう一度言おう。甘い考えしか出来ない君は、忍者に向いていない。私があの子を助けたのはね、人としての善意でも、学園に恩を売るためでも、ましてや君と懇意だからでもない。単に、今こちらが持っている情報が変化したら面倒だと思ったからだよ」 ぴくりと、僕の手の中で長次の手が動いた。 「タソガレドキはね。福富屋が火器を輸入することも、どの勢力と取引するのかも、そしてもちろん、それを面白く思わない幾つもの組織の情報も、すでに得ていたよ。その上で、我々タソガレドキの驚異にはならないと殿が判断したから、放置していたんだ。だからね、困るんだよ。その情報が変わってしまったら、勢力図を書き換えなければならなくなる。私にとって、それは酷く面倒だ」 長次の目がゆっくりと開く。その瞳にはもう理性があった。よかった。長次の手を握って、僕は改めて雑渡さんを見上げる。 確かに僕は、雑渡さんの言うように忍びには向いていないだろう。でも、それとこれとは別の話だ。 「あなたが善意でを助けたわけじゃなくても、あなたのおかげで僕達の同級生が助かったことは事実です。僕はそれにお礼が言いたいだけです。……本当にありがとうございました」 頭を下げると、やれやれと雑渡さんのため息が聞こえた。次いで、戸を開ける音。 「君達が一番間違っているのは、私の話をすべて鵜呑みにしているところだけれどね。いいかい、伊作君。その純粋さと甘さは忍びには必要ないものだ。本格的に足を踏み入れたとき、君はきっと悔やむことになる。これからもこの世界にいるのなら気をつけなさい。……じゃあね、次は騒がしくない夜に来るよ」 言葉の後、音もなく雑渡さんの気配が消えた。開け放された戸から、暗い月の光が部屋の中を照らす。 ゆっくりと、長次が身じろぎをする。身を起こす長次に、僕は縄標を手渡した。使い込まれたその縄標には、まだ新しい血の痕がある。長次があの忍者と戦ったときのものだろう。僕達が足を踏み入れようとしている世界は、そういう場所だ。雑渡さんは、忍びとしてとても正しい。 それでも。 「すまない、伊作」 「ううん。……早く先生のところに行こう」 それでも僕は、自分の感情に素直でいたい。甘いと、それ故に忍びに向いていないと言われても。 仲間を大切に思う気持ちは、失いたくない。 就寝時刻を少し過ぎた頃だった。 布団に入っても眠気が訪れず、ここ数日と同じようにただぼんやりとしていると、突然に数人の先生方が慌ただしく部屋に飛び込んできた。 「どうしました、こんな夜分に」 当番で部屋にいてくださった野村先生が立ち上がり、私の隣で仮眠を取っていた山本先生もすぐに身を起こす。遅れて私も起き上がると、やってきた先生方はちらりと私を見て、それから野村先生と山本先生に小声でなにかを説明し始める。私が聞かないほうがいいことなのだろうか。……なにがあったんだろう。先生方から視線を逸らし、布団を押しやって体勢を整えた。 「すぐに福富屋に連絡を」 「待ってください、まず学園長先生に指示を仰がねばなりません」 「そもそも、その情報は確かなのですか」 「木下先生が報告に向かっています。教師陣は庵に集合をと。中在家と善法寺もすぐに向かわせます」 「ですがここを空けるわけにはいきません」 「私が残りましょう。生徒達を起こさないよう、慎重にお願いします」 ざわざわとした気配。断片的に耳に入る言葉では、決定的なことはなにも分からなかった。けれどなにかが起きて、それがおそらく私と長次君に関することなのだろうということは、私にも察せられた。 やがて話が纏まったのか、やってきた先生達はまたどこかへとばらばらに部屋を出て行った。いつの間にか野村先生の気配も消えていて、代わりに新野先生が部屋の中に残る。そして戸の前に立っていた山本先生が、私を振り向いた。 「山本先生……」 「さん、よく聞いて。あなたと中在家君を襲ったあの忍者がどこにいるのか、分かったみたいなの。他の先生方と共にそれを確かめて、すぐにあなたを元の生活に戻れるようにしてあげる。……だからあと少しだけ、ここで待っていてね」 詳しいことは言えないのか、言う時間がないかのどちらかだろう。頷くと、先生は一度にこりと微笑んで、それから素早く部屋の外へと駆けていく。 しばらくは教師長屋全体からばたばたと騒がしい気配がしていたけれど、それは急にぴたりと途絶えた。部屋に残ってくださった新野先生が戸を閉めて、私の近くに腰を下ろす。 人の気配も物音もほとんどない長屋。さきほどまでの喧噪と打って変わったそれに、どくどく動悸が速くなっていく。あの忍者がどこにいるのか分かった、と山本先生は言っていた。相対したときの、手も足も出なかった圧倒的な力量差を思い出して、反射的に怯えが走る。あの忍びは何者で、一体なにが目的で私に近付いたのか。 そのことと中在家君のことを考えると、怖くなってきた。詳しいことを聞いていないからだろうか、心が不安に染まりそうになる。正座した膝の上で握り締める指が、痛いほどに手の中に食い込んでいた。 「眠りたいですか。起きていたいですか」 ふいに、新野先生の落ち着いた声がした。顔を上げると、すぐ目の前に座る新野先生は、穏やかな顔で私を見ていた。 「心を落ち着かせることは難しいかもしれませんが、出来る限り平静であるように努めてください。心の均整が崩れてしまったら、嫌なことしか考えられなくなります」 「……はい」 「私達教師は、万能ではありません。ですが皆、あなた達生徒のために居ることを誇りに思っています。……心配せずとも、きっと大丈夫ですよ」 新野先生のお言葉に、張り詰めていた気が少しだけ緩んだ。意識してゆっくり深呼吸を繰り返す。なにも出来ない私が、勝手に怖がっていても仕方ない。 「眠りたければ、よく効く薬草を持ってきましょうか」 「いえ……起きています」 さっき、先生達の会話の中に、中在家と善法寺、という名前があった。長次君と伊作も、先生達と一緒にいるのだろう。 「私も、起きて待っています。……そうしてもいいですか?」 新野先生は頷いて、「お付き合いしますよ」と微笑んでくださった。 雑渡さんから聞いたことを手短かに木下先生に話した後、すぐに学園長先生の庵で会議が始まった。学園内の見回りを怠ることは出来ないから全員ではないけれど、半数以上の教師陣と学園長先生が並び、僕と長次もその末席に腰を下ろしている。 僕達が聞いた情報を今一度伝えると、先生方の表情が一気に強張り、次々に声が上がった。 「タソガレドキの忍者隊組頭だと? あの城がなにか企んでいるのではありませんか」 「逆に信用に足る情報でしょう。タソガレドキが学園を潰そうとしているのなら、今までに幾度も機会はあったはずです」 「土井先生、福富屋の件はいかがですか」 「おそらく事実でしょう。私もこの目で見たわけではありませんが、実際しんべヱは家庭の事情で実家に戻っていますし」 「兵庫水軍からも、最近豪奢な南蛮船が港に着いたという報せが届いておりますな」 「しかし黒幕が分からぬ以上、迂闊に動くわけには……」 「消極的な発言ですな。教師ともあろうものが」 「生徒の安全が第一です。もう少し情報を集めてからでも遅くはないかと思いますが」 「生徒の安全が第一ならば、早急に終わらせるべきですな。我が学園が被った被害は甚大と言っていい」 先生方は真剣な顔つきで、これからのことを話し合っている。僕達が口を挟むことではないからずっと黙っていたけれど、話がどう進むのかとても気になった。隣に座っている長次に視線を向けると、ただいつもの無表情で、じっと先生方の話を聞いていた。 「早馬を出すべきです。早急に手を打たなければ逃げられますぞ」 「私も同意見ですな。福富屋は生徒の実家です。事情を説明すれば協力を仰ぐことが出来るでしょう」 「学園は中立であるべきです。こちらから敵を作るべきではないかと」 「何度も申し上げますが、すでに生徒が被害に遭っている以上、こちらにとっては敵以外の何者でもありません」 「仰るとおりですな」 やがて先生方の意見が概ね纏まると、それまでずっと黙っていた学園長先生が口を開いた。ぴたりと、先生方の話し声が止む。 「確かに、学園は受け入れる生徒達のために戦事には不介入であるべきかもしれん。しかし、これは学園生徒の命に関わる問題じゃ」 狭い庵に、学園長先生の声が響く。少なくはない人数が、誰もなんの音も立てず、ただ学園長先生のお言葉を聞いていた。 「教師が一番にすべきことは、生徒の心身の安全を確保することじゃ。そのことはお主等もよく分かっておろう」 にっと笑って、学園長先生が結論を出した。 「二度と、学園に手出し出来ぬようにしてやれ」 「はい!」 先生方の声が重なり、熱気が高まった。すぐさま、幾つかの組に分かれて細かな打ち合わせが始まる。 「福富屋には私が行きます。さんは私の生徒です」 「幾人か、戦忍だった教師を共に行かせましょう。相手は大人数ではないはずです」 「学園の手が足りなくはなりませんか」 「上級生に事情を話し、学園内の見張りに付かせましょう」 大事なことが、次々と目の前で決まっていく。先生達は、当然忍者としても優秀な人ばかりだ。僕はいつの間にか強張っていた身体の力を抜き、ゆっくりと息を吐いた。 大丈夫だ。きっとあの忍者のことは、もうすぐ終わる。今こうしている間も、は長次のことを忘れたまま、僕よりずっと重い気持ちで居るのだろう。記憶が戻るか、戻らないか。そんな問題よりも先に、二人が落ち着いた気持ちでお互いに向き合える環境を、早く整えてあげたい。 雑渡さんの話だけでは決定的なことは分からないけれど、きっとは、長次が今まで思っていたように、長次が憎くて忘れたわけではないだろうから。 「どの城の者かは未だ不明というわけですな」 「ですが、そうすると標的の特定が少し困難ですね」 「忍者であるかどうかは見れば分かりますが、福富屋は貿易商ですからな。幾十人出入りしていることやら」 「では、顔を見た者を共に行かせましょう。それが確実ではないですか? ……ねえ、中在家君、いいかしら?」 そのとき、もう役目は終わったと思っていた僕達……長次に、突然に声がかけられた。 声の主は、山本シナ先生だった。呼びかけられた声に長次が顔を上げると、山本先生は真剣な面持ちで長次を見る。 「あなた、相手の顔を見ているわね?」 「はい」 長次が頷くと、山本先生は先生方の話をじっと聞いていた学園長先生へと視線を向ける。 「学園長先生、相手の忍者の顔を見ているのは、さん以外では中在家君だけです。私達についてきてもらってもいいでしょうか」 長次の気配が、固くなる。今まで抑えていたのだろう、僅かな殺気。 「そんな、いくら六年でも生徒を共に連れて行ける場では……」 「いや。相手が複数ならともかく、おそらく単独行動を取っているはずじゃ。本人が望むなら、連れて行きなさい」 「ありがとうございます、学園長先生」 山本シナ先生は学園長先生に一礼して、また長次を振り返る。 「あなたの意志に任せるわ。一緒に来る? 中在家君」 長次の返事は、一瞬だった。 「お願いします」 段取りが全て終わって、先生方が其処此処へと散らばって行く。同級生への伝達を頼まれた僕も、長屋に戻るために腰を上げた。 先生達に続いて、長次が庵を出て行く。一瞬だけ交わった視線で、お互いの言いたいことは伝わった。気をつけて、と僕は言って、頼む、と長次は言った。 まだ本闇になったばかり。ひんやりとした夜気が、開かれた庵の戸から流れてくる。 先生方と長次の背を見つめながら、どうかこれで終わってくれればと、僕は願った。 学園で飼われている馬の中から健脚なものばかり選び、目立たぬよう学園の裏口から出る手はずになっていた。幾人もの教師に続いて、宛がわれた馬に足を進める。まだ辺りは暗闇に包まれていて、その空気は冷たい。けれどそれを冷たいと感じないほどに、これまでの疲労すら一時忘れたように、意識が研ぎ澄まされていた。 「列を崩さぬようにな」 「山を突っ切ったほうが早いでしょう。……小松田君、灯りは消しておきなさい」 馬のたてがみを撫で、一気にその背に乗る。手綱を握った瞬間に、指が震えそうになった。手のひらを開閉させ、ゆっくり息を吐く。 「長次、怒ってると馬が怖がるぞ」 「…………小平太」 先生の命でだろう、俺の隣に馬を連れてきて、小平太は「よう」と手を振る。そして俺の乗った馬を落ち着かせるように、乱暴にその首を撫でた。 「長次怒ってるけど、怖くないからな。ちゃんと走ってくれよ。んー? もうお前の人参取り上げて食ったりしないからさ、な?」 撫でるというより気合を入れるように馬を構った後、小平太は俺を見上げる。目が合うと、にっと笑う。 「私な、長次が帰ってくるまで留三郎と一緒に学園の見張り役なんだ。お前が帰ってくるまで、ずーっとだ。だからちゃんと帰ってこいよ。無茶しないで、先生の言うことをよく聞くんだぞ」 「小平太」 「うん、分かってるぞ。いつも長次に言われてることだ」 笑いながら、小平太は俺に手を差し出した。音が極力出ないよう、小平太の手に己のそれを叩き合わせた。うん、と満足そうに頷いて、小平太は学園に戻って行く。 今一度手綱を握り直す。目で追っていた小平太の姿は、すぐに闇の中に消えた。 「中在家君。あなたの目で見て、答えなさい。あとは私達に任せればいい」 すぐ近くから声がした。俺の隣の馬に乗りながら、山本先生が言う。 「たとえ別人に化けていても、分かるでしょう? そう私達が教えてきたはずよ」 「はい」 相手の顔も、気配も、はっきりと覚えている。違えるつもりは毛頭ない。 傷を負った左肩が少し痛む。同時にまた滲みそうになった怒気を、出来る限りと抑えた。 ──。 「さあ、行きましょう。堺は遠くないわ。夜明け前には着くでしょう」 行くぞ、と一斉に号令が出た。決められた順に従って、学園を発った。 堺に向けて、馬を駆ける。 →十九話「八日目」 |